汎用マスタを設定する
汎用マスタは、ユーザーやチーム以外の企業固有のデータベースを作るための機能です。任意のカスタムフィールドを持つことができ、例えば以下のようなデータベースを作成できます。
- 取引先
- 取り扱い商品
- 貸与可能なデバイス
作成したデータベースは、フォームの入力値の選択肢として利用可能です。
汎用マスタは、マスタとマスタアイテムから構成されています。マスタはデータベースのテーブル、マスタアイテムはレコードに相当します。取引先を汎用マスタで表現したい場合には、汎用マスタは「取引先」、汎用マスタアイテムは取引先の一件一件(例えば「株式会社kickflow」)を表します。
汎用マスタを作成するには
操作には、汎用マスタの管理権限 が必要です。
- 「管理センター」>「ワークフロー」>「汎用マスタ」 を開きます。
- 「新規作成」 をクリックします。
- 必要な項目を入力して 「保存」 をクリックします。
- 基本情報
- 名前:汎用マスタの名称
- コード:汎用マスタを識別するユニークな文字列
- 説明:汎用マスタについての説明
- アイテム選択用テーブルにデフォルトで表示:フィールドをアイテム選択画面にデフォルトで表示
- カスタムフィールド
- フィールド名:カスタムフィールドのフィールド名
- 説明:カスタムフィールドの説明
- フィールドコード:カスタムフィールドのフィールドコード
- タイプ:フィールドの型
- オプション
- このフィールドを入力必須にする:アイテム登録時にこのカスタムフィールドを必須にする
- 誰でも閲覧可能:汎用マスタの管理権限を持つ管理者以外にも、このカスタムフィールドを表示する
- アイテム選択用テーブルにデフォルトで表示:このカスタムフィールドをアイテム選択画面にデフォルトで表示
- 基本情報
汎用マスタアイテムを作成するには
操作には、汎用マスタの管理権限 が必要です。
- 「管理センター」>「ワークフロー」>「汎用マスタ」 を開きます。
- アイテムを作成したい汎用マスタをクリックします。
- 「新規作成」 をクリックします。
- 必要な項目を入力して 「保存」 をクリックします。
- アイテムコードは、汎用マスタアイテムを識別するユニークな文字列です。
ワークフローのフォームで汎用マスタを利用するには
操作には、ワークフローの管理権限 が必要です。
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「管理センター」 > 「ワークフロー」 > 「ワークフロー」 を開き、 「新規作成」 をクリック、または、既存のワークフローを開き 「新しいバージョンを作成」 をクリックし、ワークフローの 「フォームの設定」 画面に進みます。
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フィールド をクリックします。
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基本設定 の 型 の設定で 「汎用マスタ」 を選択します。
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汎用マスタ設定 の 汎用マスタ のプルダウンで、対象となる汎用マスタを選択します。
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必要に応じて、以下を設定します。
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単一選択 / 複数選択:汎用マスタアイテム選択時、単一選択または複数選択どちらにするか設定できます(デフォルトは「単一選択」)。
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初期値:汎用マスタアイテム選択時の初期値を設定できます。
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汎用マスタアイテムの自動絞り込み:汎用マスタアイテム選択時、他のフィールドの入力値を元に自動で絞り込むか設定できます。
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「自動的に絞り込む」 にチェックを入れ、入力値を参照するフィールドと、その入力値を反映する汎用マスタアイテムの検索条件の組み合わせを設定します(絞り込みに利用したいデータが複数ある場合は、 「行を追加」 をクリックして最大10行まで追加できます)。
- 参照するフィールド:検索条件の参照元となるフィールドを選択します(参照元となるフィールドを事前に作成しておく必要があります)。
- 選択できるフィールドの型は、以下のいずれかです。
- テキスト(短文)、テキスト(長文)、整数、数値、自動計算、日付、プルダウン
- 選択できるフィールドの型は、以下のいずれかです。
- 入力先の検索条件:参照するフィールドの入力値の入力先となる汎用マスタアイテムの検索条件を選択します。
- 選択できる検索条件は、以下のいずれかです。
- フリーワード、名前、コード、説明、各カスタムフィールド
- 選択できる検索条件は、以下のいずれかです。
- 参照するフィールド:検索条件の参照元となるフィールドを選択します(参照元となるフィールドを事前に作成しておく必要があります)。
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そのままワークフローの作成を進め、ワークフローを保存します。
注意事項
汎用マスタのフリーワード検索、REST APIのレスポンス、自動計算などでは管理者のみ閲覧可能なカスタムフィールドの値も検索対象や出力に含まれます。
こちらは、汎用マスタのカスタムフィールドにて「誰でも閲覧可能」のチェックを外した場合も対象となるため、非管理者には決して見せたくない極秘情報を隠す目的では使用しないようご注意ください。